一口に木と言っても樹木としての木、木材としての木があります。
落葉樹の多くは新芽に始まり、若葉、青葉、紅葉、冬枯れと、それぞれに目を楽しませてくれるし、常緑樹は、一年中緑色の微妙な変化を見せてくれます。そして人は樹木に囲まれているだけで心が休まります。木は地球上の生物を育む源であり、治水の役目、空気の浄化をしてくれるのだから、人はこれらの事を体で感じとっているのでしょう。

木材としての木も又すばらしい。人類がこの世に出て以来、木は身近で、使 い易く、再生可能な自然材料と道具として最も重要な役割を果たしています。温もり、柔らかさ、断熱性、湿度調節力と適度な強度、更に、加工のし易さ、木目の美しさと多様性等を総合してみて、これに勝る材はない様に思われます。

白木で使えば木の呼吸が感じられ、香りも楽しめます。木の表面を塗料膜で覆って外気と遮断すれば、湿度による木の伸縮も抑えられ、木肌（木目）の美しさを強調することもできます。触れてよし、見てよし、日本のこころを最も感じられる材料です。

豊岡クラフトの商品はそんな木の魅力を最大限に引き出した商品づくりを目指しています。